私なりの結論

衝撃かもしれませんが、引き寄せの法則を学んでも、トラブルはなくなりません

2017年6月9日

潜在意識や引き寄せを学ぼうとするきっかけの多くは、

★叶えたい夢があるのに、思うように進まない、自分の力ではどうすることも出来なくて頭打ちしてしまったり、

★不幸な出来事から脱却したくて、現状を変えたい!という欲求が起点になっていると思います。

順風満帆と感じている時には、スピリチュアルなんて興味なかったのではないでしょう。

こういった精神世界に入り込んだときは、面白いほどシンクロが起こって、なんでも引き寄せられる感覚が続きます。これは、ビギナーズラックのようなものですが、迷いに迷って低迷している状況からみると、「引き寄せってすごい!」になります。

しかし、これくらいの引き寄せは、通常運転だと思わなければいけないのです。

これが「当たり前」と思えずに「奇跡だ!」なんて思っていると、その思想の起点は「不幸な自分」のまんまなので、ほんの些細な出来事で、ぐっとマイナスに引き戻されて、せっかく頑張って学んでいたことが、振出しに戻る、どころか「引き寄せの法則なんて、ただのオカルト」なんてことになってしまいかねないのです。

遠回りをしないためにも、無駄な時間を使わないためにも、私の失敗からの学びをシェアさせていただけたら幸いです。

潜在意識や引き寄せを学んだら、アンラッキーなことは起こらない、は誤解

引き寄せや潜在意識を学んで幸せになりたい、と願う人の、実際の夢は何ですか?と聞くと、

  • 宝くじに高額当選したい!
  • 結婚して幸せになりたい!
  • 職場の嫌な人を困らせたい!

など、どうしても、派手なイベントを願望として抱きやすいのですが、そもそも、これらは本当に幸せと言えるのでしょうか。

  • 宝くじに高額当選した途端、周りからお金を要求されるようになって、断れずにいて、今は自己破産しました
  • 結婚はできたけれど、すぐに相手の親の介護が待っていて、思い描いていた結婚生活にならなかった
  • 引き寄せで新しい職場に転職はできたものの、前と同じような上司がいて、辛い

など、おとぎ話から目が覚めるような皮肉な展開で恐縮なのですが、わざとネガティブなことを言っているわけではなく、幸だ不幸だとラベルを貼ることをやめて、淡々と、一つの出来事として受け止めるということが大切だ、ということをお伝えしたかったのです。

スピリチュアルを勉強して、精神を高めるということは、
外側の現象が変わるのではなく、
内側、現象に対しての認識が変わる、視点が変わるということなのです。

  • 宝くじに当選だけが幸せではなく、自分にしかできない特技を高めて、お客さまから「感謝」というかたちでお金を支払ってもらいたい
  • 介護は肉体的に大変だけれど、最愛な人を世に出して育ててくれた方々への恩返しだと思って介護を夫婦協力して頑張っていたら、絆が深まった
  • 嫌な人がいるけれど、勇気を出してこちらから積極的に声をかけてみたら、思った以上に悪い人ではなかった

同じ状況でも、認識する自分が変われば、幸にも不幸にも変えられるということです。

ここをしっかり理解しておかなければ、「一生懸命イメージングして、一生懸命ポジティブになろうとしても、なぜか引き戻されてしまう」という、バッドループに巻き込まれます。

 

大切なのは、現象と認識の関連を外すことです。

潜在意識を書き換えていくということは、今まで、被害者、不幸というグレーな色眼鏡をかけていたのを、何があっても、なくても、幸せがデフォルトというピンク色の色眼鏡につけかえる作業と考えていただくとわかりやすいかもしれません。

もともと、事象に幸も不幸もありません
現象は、ただの現象にしかすぎないのです。
それに意味をつけるのは自分自身なので、グレーのメガネでみるか、ピンク色のメガネをかけるかは、自分の意志で変えることができるのです。

 

例えば、そこにある椅子は、ただの椅子です。

それが、別れた彼が好んで座っていた椅子だと思い出して、涙がでてくるのは、私がその椅子に勝手に「意味」をつけたから起こることです。椅子は、どんな状態でも、ただの椅子なのです。現象と認識の関連を外すというのは、こういうことだと思います。

 

あなたは好きな眼鏡を選べる

現象と認識を外すことができれば、次は、その出来事を、どの色の眼鏡で観るか、それを選べるのは、あなたです。

これが「人生を創造するのはあなたです」という肝にあたります。

 

私たちは、過去の経験から想起される情報が潜在意識に蓄積され、これらのデータから割り出したセルフイメージにあわせて、目の前の事象を、幸か不幸か判定してゆくのです。

ということは、不幸と判定していたことを、幸せなんだと判定する自分に書き換えることで、あなたの目の前には、幸せな現象しか起こらない、
ということになるわけです。

ピンク色のメガネを手にしたなら、目の前に起こる全てのことは、幸せなので、幸せになれるのです。

 

蒲鉾事件

私がこれらを、心の底から納得させられるこんな出来事がありました。

私が「寿の蒲鉾事件」と呼んでいるある瞬間、鳥肌が立つような気付きがありました。

それは、あるお正月に、目の前に出されたおせち料理に、寿と書かれている蒲鉾がありました。よくよくみたら、その蒲鉾の真ん中に、小さな穴がありました。

冷静に考えたら、現象として、ただ、蒲鉾に穴があいていただけのことです。

私は、寿の穴から覗き見た世界は、幸せに包まれているなぁと喜びました。

母は、お正月から縁起悪いと怒っていました。

私がかけていたのは、ピンク色のメガネです。
母がかけていたのは、グレーのメガネです。

同じ場所で、同じ時間に、同じ現象を視ていても、捉え方は人それぞれで、人の数だけ眼鏡は存在します。

 

お試しがどんどんやってくるので、それを少しずつクリアしてゆけばいい

引き寄せや潜在意識のメソッドをはじめたときは、高揚感も手伝って、モノゴトがどんどん良くなっている実感をするのですが、人間とはすぐに飽きる生き物なのでしょうか、それが一度収まると、もっと、もっとという欲求が生まれます。

そんなタイミングで、自分を試すかのような少しハードな出来事が起こります。

「なんで?!潜在意識は引き寄せの法則を学んだら幸せになれるって書いてあったのに!嘘つき!潜在意識とか引き寄せとかなんて、本当はないんだ!!!」と、自暴自棄になってしまうかたも、おられるのではないでしょうか。

しかし、これはお試しです。

これがクリアできれば、レベルアップできるのです。

目の前にある事象について「嫌だ!」という感情が生まれたなら、その感情にふたをせず、感情の源を掘り起こしてみてください。

あなたはなぜ「嫌だ」と思ったのか。

それは「頑張らなくちゃ認められないと思い込んでいる」
それは「いい子でいなければならないと思い込んでいる」

試練とは、お試しの練習問題です。潜在意識の中にあるネガティブな感情がみつけて欲しくて起こした現象でもあるのです。その感情を掘り起こして、癒してあげてみてください。

そうすることで、同じ現象は起こらなくなるでしょう。
そこをクリアにすることで、超意識とのコネクションが強くなり、運が良い出来事がどんどん増えてきます☆

起こった出来事に目を背けないよう、感情を指針に、自分を癒してみてください。

感情を抑え込むことを教えられた現代人は、感情を味わうことさえも苦手かもしれませんが、今まで放置していたことを誤って、感情ととことん向き合うことが、第一歩です。

 

[cc id=885]

-私なりの結論
-