唯一必要なことは、自分自身に受け取りを許可するだけです
と、今日手にした本にも書かれていました。
「許可をする」という言葉が短期間でこれほど目に入ってくるということは、これは避けては通れないレッスンなのかもしれないので、許すということを、さらに掘り下げてみたいと思います。
当サイトでも、パーミッションゲージや奇跡を起こしたいのなら、とにかく許すを書いてみたのですが、現象を許すというのは、具体的にどのようなことなのか、イメージしやすいお話を聞いたので、シェアさせていただきますね。
人間には、無意識で同等のものを返さなくては気持ちが悪いという、基準を持って社会に生きています。
そのセンサーは、個人差がありますが、強力なセンサーです。
これを意外と身近な場所で体験する事ができます。
例えば、スーパーでの実食。
「お試しください、味見ください」といった無償のかたちで提供されていますが、実はこれ、人から受け取るのか、無人であるかでは、効果は全く異なってくるといいます。
なぜか。
それは、人には、先に他人から何らかの施しを受けた場合に、同等に返したいという心理があります。スーパーの実食も、小さな貸しをつくることで、大きな利益を得るという販売テクニックです。
人の手から苺を試食として渡されたら、それを食べると買わなければいけない気がするのは、人間の心理が大きくかかわっているからです。
友人から、なにか秘密を告白されたら、知らず知らずに、つい自分の秘密も告白してしまっていた、という経験をした方も少なくないと思いますが、これも同様に、受けた同等のものを返して、均衡を取ろうとする人間の無意識な行動でもあります。
このように、人間の心理には、バランスを取ろうとする指針みたいなものが存在することがわかりましたが、これは、お金や幸せに関しても同じともいえます。
こんなけ仕事をしたから、だいたいこれくらいの給料をもらえるだろう。
これだけ頑張ったんだから、そろそろ幸せになっていいだろう。
これらは心理学でいう「一貫性の原理」で解説できるかと思います。
「一貫性の原理」
人は自身の行動、発言、態度、信念などに対して
一貫したものとしたいという心理が働く。
この心理を「一貫性の原理」と呼ぶ。
この心理の根底には、
一貫性を保つことは社会生活において
他者から高い評価を受けるという考え、
複雑な要因の絡み合った社会生活での将来的な行動決定において
より簡易に行動を決定することができるなどの要因があるといわれる。
つまり、自ら決めたものではなく、社会生活の規律から外れたくないという気持ちから生じるものでもあるということですね。
この一貫性の原理は、詐欺師などにも利用されるなかなか強力な心理パターンなので、詐欺師に騙されないためには、自身の行動は一貫性を保とうとしているだけではないか?と、自問自答することが良いんだそうです。
◎誰がつくったルールなんだろう?
◎私が今1000万円を手に入れたら、そのあとに不幸が起こりそうと感じるのはなぜなのだろう?
◎45歳差の夫婦が、遺産目当てだろうと思ってしまうのはなぜだろう?
◎短期間でお金持ちになった人は、きっと悪いことをして手に入れたのだろう、とか。
これら一般的には常識とされる考え方が、実は自分でつくったものではなく、社会的なものなのだと理解することで、固定観念を一度ばらすことができるでしょう。今度は自分でルールブックを作っていけばよいと思います。
自分が受け取る幸せを、
制限しなくてもいい。
周りを許すし、自分も許す。
そんな心掛けがおすすめです。
なりたい自分や、手に入れた自分になりたいのなら、それを受けとって当然だというくらい、セルフイメージを高めて行きたいですね。
ちなみに、
本日読んでいた本は、こちらです。
『ザ・シークレット』シリーズの翻訳者、佐野 美代子さんの本
あなたが願う 愛と幸せは現実になる (波動を高める瞑想CD付き)
・引き寄せは誰でも使いこなせる法則です。うまくいかないとしたら、「自分で実現を許していない」からです。
・なぜ許せないのかというと、「自分にはできない(ふさわしくない)」という思い込みを小さいときからみんなが持ち始めてしまうから。
・数々の思い込みを手放すためにいちばん大切なのは、「自分を愛する(肯定する)こと」です。
2016.3.5追記本日読んだこちらの本では、空海とお話しできる著者によって「自分にそれを許してください」という記述を発見しました。そして、その感情を大切にしなさいと。
夢が生まれる瞬間に、その現実は既に存在しているんです、その飽和エネルギーを、自分が感じる目の前に表すためには、自分がそれを受け取る価値があると自分自身が判断した瞬間なのでしょうね。
時空を超えるというのは、理解不能な一面もありますけれど、今日はふと「サイババ」を思い出しました(笑)