私は、自分ではどうしようにもない出来事から、状況を好転させたくて、願いを叶えたくて、よりよく生きるためにと、トライ&エラーを繰り返していたんですが、書店に並ぶ自己啓発の本では、もう満足できない状態まで来ていました。
そんな中で、より生きた情報を得るために、2CHを覗きに行っていたんですが、願望実現の達人というスレに、達人と呼ばれる人がおり、
その方々がよく使う言葉で「立場に立つとわかる」というのがありました。
はじめは何のことを指しているのか、全く理解ができませんでしたが、
どうやら「立場」というのは、決してどこかに行くとか、場所に立つといった、物理的なものではなく、視点の変化を指すようです。
「立場」に立つと、起こる出来事への感じ方、見方が変わってきて、どこか俯瞰したようになるんだそうです。
「立場」に立ったことがないので、どんな世界かも想像できないし、言葉だけでは全然イメージがわかなかったのです。
ゴールが想像できないので、目標設定も出来ずじまいで、なんとなく、もやもやっとしたものが残ったのを覚えています。
それから、「立場に立つ」ということを一旦横に置いておいて、再び、潜在意識や生き方について学び始めてて、そんなある日、ふっと
と、感覚でわかるようになりました。
たった一瞬でしたが、この感覚を言葉にするのは確かにとっても難しいんです。でも、決して無感情ではなく、ふと出てきた言葉は、、、
「結局は完璧やん!」
っていう言葉でした。
そんな言葉を発したときの自分は、決してお金に困らないことはなかったし、人間関係には悩みというか、小さなとげのようなものは残っていたり、感情にかき乱されまくりだったのに、そんな現実は関係なく、一瞬、「うわ、完璧!」っていう、気づきのようなものが生まれたんです。
しかし、その後も再び
ネガティブになったり、
ネガティブになったり、
ネガティブになったり、、、(笑)
「立場」さえ経験してみれば、すべてが解決される!といったわけでは、私の場合は残念ながら違ったようですが、その後も、時々、この「完璧!」が訪れて、そのたびに、どこか自分の中が強くなっていったように思えるのでした。
悟りって一気にやってくるものではなく、気づきの連鎖によって、どんどん視野が広がっていくことのように思います。
視野がどんどん広がっていくことで、自分が思い煩っていたことが、実はそれほど問題ではなかったことに気が付く。
なーんだ、私が絡んだひもを解こうとして、逆に強く結んでしまったんだなって。
こんな体験が重なるうちに、
積み重ねた知識とも符合することが多くなって、
と、感想を漏らすことができるようになったら、そこがきっと「立場」なんだと思います。