友達のSNSに「人生で間違いなく影響を与えてくれた一冊」と投稿されていて、彼はこの本が好きすぎて、英語版も購入し、翻訳なしで読み込んでいるという惚れ込みようをアップしていたので、その勢いにつられて、久々に衝動買いしてみました。

 

それがこの本。

 

スタンフォードの脳外科医が教わった「人生の扉を開く最強のマジック」

これを読んでいて、得たことは、「私はもうこのステージを卒業するのかもしれない」という気づき。

 

もう一つは、最近マンネリに感じていた仕事を、改めて自分の生きがいであることに気づき、お金の心配をすることなく、自由に仕事をさせていただいていることを、ただただ感謝したい、という気持ちになれたこと。

 

人はみんな、人生で何を受けいれるかを自分で選んでいるの…さびれた町の貧困家庭に生まれたジム。壊れた家族の面倒を見ながら一生を終えるはずだった少年は、ある夏の日、ふらりと入った手品用品店で人生を変えるマジックを知っているという女性、ルースに出会う。彼女は少年のすさんだ心を癒やし、閉ざされた未来の扉を開いた。そのマジックで成功を手にしたジムを待ち受けていたのは…。

 

人生物語の最強に心をつかむ”幼少期のスラム街から、スタンフォード脳外科医への転身”物語で、そのきっかけをつくってくれたのが、少年時代に出会ったルースに教えてもらった、自分の人生を、自分で舵をとるためのレッスンだった。

 

①体を緩める

②頭の中の声を止める

③心を開く

④なりたい自分を描く

 

この知識を得た少年は、奇跡のような快進撃で脳外科になり、富と名声を手にしていた。

 

しかし、ここまでだとよくある成功体験本だかれど、面白いのが、著者は44歳の頃に大きな転機を迎えるということ。80億というもののがあっという間になくなり、離婚をして子供とさえ連絡がとれないほどのどん底になっていた。信頼できる友人もいない、孤独で闇の中にいた。

 

幼少期に幸せになる人生のレッスンを受けたはずの彼が、なぜこのような失敗をしたのか?

 

ここに、この本の大きなレッスンが隠されていると思った。

 

どんな勉強にも、習得するタイミングというものがある。

 

人生や悟りについて、どん欲に経験を積みたい20代には、本当に理解なんてできない。小学3年生に高校2年生の教科書を渡してみても、わからないのは当たり前。

 

なり方、方法、テクニックを追い求めていても、それを自分のものにするためには、様々な経験をして、そこから気づき、発見し、身に着けてゆける、そういったものなんじゃないかなって。

 

ずっと幸せなんて、やっぱり退屈で、不幸せを経験して、幸せのありがたみをかみしめられる。

 

人生なんて、きっとその繰り返しなんだと思うんです。視野をどんどんあげていく。あげていくことで、幸や不幸なんて区別さえもなくなる。抽象度が高まれば高まるほど悟りにつながっていくんだと思います。

 

経験を重ねると、昔読んでいた類の本が、あの頃感動していた本さえも、心が動かなくなる。大学生が小学生のドリルを目の前にして、もう知っているから興味をなくす感覚に似ている、この本を読んでいてそんな風に感じたってことは、この本の内容については、私はもう卒業なのかな?

 

 

ちなみに、この著者は、40代のどん底で、本当に大切なものをみつけて、自分の能力でもある脳外科医という立場から、後世の医療に役立つようにと研究所を立ち上げています。その資金も奇跡的にダライラマからの寄付からというマジックが効いています。

 

世界的に有名な企業が、このマインドフルネス(余計な判断基準を手放して、あるがままの「いま」に注意を向けている状態、「いま」にしっかりと気づいている状態)を人材開発プログラムに採用されています。

 

これからの時代を象徴するように、IQよりEQ、頭も心も柔軟な人間が、価値を持つ時代になってゆくのかなぁーって思いました。